概要
AWSのEC2にwordpressをインストールしてブラウザに表示するまでの構築、実行手順をまとめました。
手順は下記の通りです。
- AWSのEC2にwordpressを構築する (1/3) – EC2インスタンス起動
- AWSのEC2にwordpressを構築する (2/3) – Linuxにwordpress環境構築
- AWSのEC2にwordpressを構築する (3/3) – WordPress実行
構築環境
環境はAWSの無料枠で構築しました。
必要に応じてバージョン、スペックの調整を行ってください。
- Amazon Linux 2023 AMI (t2.micro)
- WordPress 6.5.4
- MySQL 8.0.37
- php 8.2
- Apache 2.4.59 (Amazon Linux)
準備
- AWSのアカウント
EC2のインスタンス作成
インスタンスを起動
- AWSにログインします。
- 検索に『EC2』を入力してEC2を選択します。
- EC2ダッシュボードが表示されたら新しくインスタンスを作るために『インスタンスを起動』をクリックします。
インスタンスを作成
- Launch an instance画面が表示されるので下に進みながら情報を入力していきます。
- 名前にはインスタンス名を入力します。
例) wp-instance (区別できる名前ならなんでもいいです) - アプリケーションおよび os イメージ (Amazon マシンイメージ)ではOSイメージを選択します。ここでは無料枠のAmazon Linux 2023 AMIを選択しました。
- インスタンスタイプではスペックを設定します。
無料枠の『t2.micro』を選択しました。 - キーペアは外部からログインするために暗号キーを登録します。
すでに作成したキーペアがある場合はそのキーを選択、
ない場合は新しく作成するために『新しいキーペアの作成』をクリックします。
- キーペアを作成画面から下記の情報を入力して『キーペアを作成』をクリックします。
例) キーペア名 : WordPressKeyPair (区別できる名前ならなんでもいいです)
キーペアのタイプ : RSA
プライベートキーファイル形式 : .pem
- 新しく作成したキーペアが選択されていることを確認できます。
- ネットワーク設定を確認、変更します。
- パブリックIPの自動割り当て : 有効化
- セキュリティグループを作成を選択 (作成済みのグループがある場合は選択)
- からのSSHトラフィックを許可 : 任意の場所、ON
- インターネットからのHTTPS トラフィックを許可 : ON (チェック)
- インターネットからのHTTP トラフィックを許可 : ON (チェック)
※ インターネットから検索、接続できるようにHTTPS、HTTPのトラフィックを許可しました。HTTPは初期環境構築のために許可しましたがセキュリティのためにSSL対応後にはHTTPを禁止、またはHTTPSに自動リダイレクト設定などの対応をお勧めします。
- ストレージ(容量)を設定します。
デフォルトでも問題ないですが無料枠の最大値 30GiBに設定しました。
- 最後に内容を確認して画面の右側にある『インスタンスを起動』をクリックします。
インスタンス起動の確認
- 起動作業を少し(数秒くらい)待っていると起動成功画面が表示されます。
- 『すべてのインスタンスを表示』ボタンをクリック、または
EC2ドメイン画面 > インスタンスからインスタンスリスト画面に移動します。
- 新しく起動したインスタンスがあって、実行中になっていることが確認できたらインスタンス起動の作業は終了です。